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紅葉考 [庭]

落葉樹たちは秋になり気温が下がり始めると紅葉する。最低気温が8度以下の日が続くと始まるなどと言われたりする。今宵は6度でモミジの紅葉はほぼピーク。すでに昨日の風雨で先端は少し落葉してきた。しかし、見事に染まっている。
image-20121112234755.png

で、この紅(くれない)。植物たちは『紅くなる』のだろうか。それとも、『紅くする』のだろうか。”なる”ならば、秋までに貯めたエネルギーをさらに根や幹に貯める行為だと思われるので、綺麗だなと眺めていたらいい。しかし、紅葉が始まる頃には葉の養分は離層という仕組みによって、幹に行かないようになるらしい。だから、”なる”のだけれども、幹に直接的に栄養を与える行為とはなくなる振る舞いなのだ。であれば、”する”のなら、紅葉する果樹などは来年の事を思って、紅くなり始めたらさっさと葉をむしるなり、切り落とすなり、揺さぶるなりしてやった方がいい。と、ここで、落葉が気温と日射に左右され、光合成の効率が落ちる頃だという事を考え合わせてみる。
つまり、葉を維持するエネルギーが光合成で得られるエネルギーを超えるならば、そんなものさっさと落としてしまった方が良いということになり、合理的だ。
が、しかし紅葉では、紅くなるためにわざわざ栄養を溜め込むらしい。
そう、おそらく落葉樹たちは栄養たっぷりの美味しい落ち葉で生物や菌たちの力を借りて、足元の土壌改良をしているのだ。
と、秋の夜長に庭にでて、考えてたら風呂上りの火照った身体が鎮まった。さ、寝よ。

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